Chainer x Azure ML Hackathon CV編に行ってきた

6/2(土) マイクロソフト品川本社セミナールームBにおいて、DEEP LEARNING LAB(以下DLLAB)主催の機械学習ハッカソンが行われた。本ハッカソンは、柔軟性が高く直感的な記述が可能なDeep Learning Framework Chainerと機械学習プロジェクトをEnd to EndでサポートするAzure Machine Learningを組み合わせて、画像認識、画像分類のExampleを作ることを目的としたものである。

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ちなみに自分は1年前にキカガク吉崎社長によるお試しChainerセミナー(3時間)を受けたことがあるだけの機械学習初心者であるにも関わらず、果敢にこのハッカソンに申し込んでしまった。単純にChainerを知るのに良い機会だと思ったのである。

 

しかし、ハッカソンが始まると案の定何から手を付けてよいか分からず、PFN斎藤さんのChainerチュートリアルをなぞるだけマンになってしまった。そんな中でAzureのデータ サイエンス仮想マシン(以下DSVM)を使うといきなり全部入りで始められるので、機械学習初心者にとってはとても楽チンであることが分かったのは収穫だった。

以下はDSVMにブラウザでアクセスしてjupyterを開いているところである。ChainerだけでなくTensorFlowなどのサンプルも豊富に用意されている。

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なお、DSVM内のChainerはバージョンが古いため、そのままではPFN斎藤さんのチュートリアルが動かないことが判明した。対策として、DSVMにssh接続してから、①pip uninstall chainer、②pip install chainer、③pip uninstall cupy-cuda90、④pip install cupy-cuda90を実行して最新版にアップデートしよう。

参考までに、DSVM(NC6)では1時間100円=月7万円以上かかるので、ご利用は計画的にされたい。

 

MS畠山さん曰く、今回は初回ということもありハッカソンというより、もくもく会のようになってしまったとのことだが、その中で個人的にChainerで作ってみたい課題がいくつか思いついたので、今後の目標としてチャレンジしてみたくなった。もちろん初心者にとってはハードルが高いのは承知だが、それらの課題の実現は不可能ではないと思っている。

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昼食タイムにはピザが振る舞われ、懇親タイムには秘蔵の氷結が供された。

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また、本日の成果をLT発表した勇者達には、DLLAB特製Tシャツが進呈された。

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今後、立て続けにChainer 3周年イベント(Chainer Meetup #07)とDLLAB 1周年イベント(DLLAB DAY 2018)が行われるので、見逃さないようにしたい。